率直に申し上げて赤坂御用池トンボ相論文は撤回すべきである。
使用されているトンボの写真のどれをとっても信用に足るものが無い。
それはなぜか?
撮影された写真はトンボにフォーカスされていて、背景が真っ白
もしくはぼやけていてどこで撮影されたものか不明だからである。
つまり証拠能力が無い。
このような写真は発表前に審査を受けるべきである。
ところが、セカンドオーサー、ラストオーサーの面子が権威者で
あり、そこをすっ飛ばしている。
初心はどこに行ったのであろう。
トンボの生態を調査というなら、調査中の様子を撮影、また捕獲の
様子を撮影しなければなんら証拠にならない。
なぜならアマゾンで珍しい虫を撮影したのに、背景が白の状態で
岡山の畑で発見しましたという主張がまかり通ってしまうからである。
特に52番の写真はトンボのどの足も細い葉を掴んでおらず、なぜか
トンボが葉の上で静止しているというアクロバットを行っている。
なぜこのような写真を掲載しているのに訂正もしないのだろう。
おそらく国際昆虫学会でポスター賞を受賞するだろう。
そのときはこの国のアカデミアが死んだときである。
東京国立博物館赤坂御用池トンボ相で検索すればわかる。
私が指摘している意味が。
どれひとつ信用に足る写真が無い。
せめて捕獲の様子や調査員が写っている写真があれば信じられた
と思うが、ただの1枚も無い。
これは指導責任者の落ち度である。ただちに論文を撤回し
訂正して再掲載すべきである。
しかし証拠となる、トンボ観察の御用池はあわただしく改修工事があ
行われ、再調査できない状況である。
このようないい加減な論文がまかり通ってしまっては
日本は捏造大国と呼ばれても仕方ない。